シンポジウム「外来魚のリリース禁止―琵琶湖ルールを考える」レポート

去る平成15年6月29日(日)、滋賀県立琵琶湖博物館ホールにてシンポジウム「外来魚のリリース禁止―琵琶湖ルールを考える」が開催されました。このシンポジウムを当サイトの掲示板でお馴染みのFB's SocietyメンバーであるTさんが聴講、その録音テープから講演者の言葉一つ一つを聞き取りレポートを作成してくれました。
彼独特の口語体による表現で、講演者の表情までもが思い浮かぶような傑作に仕上がりました。距離的な問題や時間的な制約で会場に足を運べなかった方も、ずっとこのレポートを待ち望んでいた方も、是非、じっくり目を通してみて下さい。

このシンポジウムは本年4月より、琵琶湖の生態系保護のためとし、滋賀県がスタートしたブラックバスなどの外来魚の再放流(リリース)を禁じる条例の検証も視野に入れ、朝日新聞社・朝日21関西スクエアが主催したもの。
「リリ禁条例の検証」、「主催が朝日」、「基調講演に国松氏」。
このキーワード3つですでに議論白熱を余儀なくするような予感がしますが、Tさんによれば「今までになく落ち着いた内容」とのこと。原稿をみた僕もそう感じました。
しかしながら、15年度の予算決定の際には「外来魚生息数を昭和58年当時の1250トンまで抑え込む」という従来の方針から一転して、根絶「有害外来魚ゼロ作戦」として方向転換、駆除予算も補正予算を組んで3億9千万から4億4千万円にアップした状況の中、国松知事の講演の中には「外来魚根絶」と「駆除予算アップ」という言葉は出てきませんでした。これは滋賀県民、ならびに国民に対する誠意のなさか?それともリリ禁を決めた後の余裕から、「バス釣り愛好家のみなさんご理解を!」の低姿勢からくるパフォーマンスなのでしょうか?
いつぞやの立教大等では過激な口振りだった琵琶湖博物館の中井氏も、今回はなんだか物腰柔らか(これもリリ禁決定後の余裕?)。一方のカヌーイスト野田氏は過激にバサーと清水國明さん批判。
バサー側の加藤誠司さんは「話し合える環境作り」を一生懸命に押しておられました。升さんは動物愛護の観点から、リリース禁止の是非を問うておられます。
これら講演者の発言を、どうぞ生々しいTさんのレポートでお楽しみ下さい。
なお、最後にTさんの感想と、そしてバサー代表パネラーの加藤誠司さんのコメントも特別に頂いています。こちらもご覧になってみて下さい。
なおこのシンポジウムの内容は、朝日新聞7月6日付紙面特集にて紹介されています。
(基調講演1、パネルディスカッション2〜7、報告者Tさんの感想&加藤誠司さんインタビュー8をクリックしてご覧ください)

(FB's Society  佐藤 元章)


   基調講演:「リリース禁止―琵琶湖からの提言」 滋賀県知事 国松善次 

   パネルディスカッション:
        パネリスト 野田知佑(カヌーイスト)
              升秀夫(筑波大学基礎医学系助手)
              加藤誠司(ルアーデザイナー)
              中井克樹(琵琶湖博物館主任学芸員)
        司会    近藤幸夫(朝日新聞スポーツ部次長)

   報告者Tさんの感想&加藤誠司さんインタビュー 


  関連サイト
    琵琶湖レジャー利用適正化ポータルサイト http://www.pref.shiga.jp/d/leisure/
    朝日新聞社・朝日21関西スクエア     http://www.asahi.com/kansaisq/
    滋賀県釣り団体協議会          http://www.shiga-acc.org/

"The Future of Bassing" presented by FB's Society / since May 21, 2002