☆☆☆☆ 神奈川県でバスリリース禁止!! ☆☆☆☆

<平成15年12月5日の県広報より>


<神奈川県内水面漁場管理委員会指示第2号>漁業法(昭和24年法律第267号)第67条第1項及び第130条第4項の規定により、水産動物の保護を図るため、次のとおり指示する。中略(1)コクチバスを県内の内水面(河川、湖沼及びこれと連接して一体をなすため池、水路等)において採捕した者は、これを生かしたまま採捕した水域から持ち出し、又は採捕した水域に再び放してはならない。(2)オオクチバス又はブルーギルを県内の内水面における共同漁業権の設定された漁場において採捕した者は、これらを生かしたまま採捕した水域から持ち出し、又は採捕した水域(オオクチバスの場合は、芦ノ湖を除く。)に再び放してはならない。ただし、公的機関が試験研究の用に供する場合及び内水面漁場管理委員会が必要と認めた場合は、この限りではない。指示期間平成16年度2月1日から平成17年度1月31日まで

 

<<FB's Society運営部の見解>>

今回の委員会指示は、他県のそれと比べて、大きな違いが何カ所かあります。スモールマウスが県内全域でリリース禁止というのは分かりやすいのですが、ラージに関して「芦ノ湖を除く共同漁業権の設定された漁場」とはどこを指すのでしょう。神奈川県において共同漁業権の設定された漁場は芦ノ湖、大きな水系で言うと、相模川、多摩川水系(東京都と2分)、酒匂川水系、早川水系などです。大きなダム湖、相模湖、津久井湖、丹沢湖、宮ケ瀬湖には漁業権はありません。従ってこういった場所ではリリース禁止は適用されません。また、生体持ち出しに関しても、研究用以外に委員会が認めた場合はOKだというただし書きがあるのですが、かつて、小田原城のお堀で駆除されたバスが芦ノ湖に移送されたという前例があることを考え合わせれば、バスが第5種共同漁業権の漁種認定された芦ノ湖がバスの受け皿になることも考えられます。指示期間の1カ年が示すものは、この指示が不確定な要素を含むための試験期間だと思われます。今後の釣り人の対応が重要だということでしょう。この、よく分からない指示内容になった経緯には、津久井湖や相模湖など、バス釣りによって生活している人たちへの配慮があったことが想像されますが、これは「リリース禁止」が、釣り人や、釣りによって生計を立てている人に対して負の影響があることを認めた、他県とは大きく違う部分です。私たちFB's Societyは、「リリース禁止」は指示の目的である「水産動物の保護」に効果があるとは思えず、釣り人の自由や考えを侵害するだけのものだと考えていますが、神奈川の指示には括弧付きではありますが一定の評価をするものです。(※2004年1月14日一部訂正)